これまでにこのコーナーでは、
ごぼう、セロリ、かぼちゃ、ニラなど、
数多くの野菜を活力維持に役立つ食材として
ご紹介してきました。
これらの豆知識を参考に食生活を改善され、
確かな活力を実感された方も
多いのではないでしょうか。(^▽^)b
・・・・・。
・・・・・。
しかーし!! \(≧ヘ≦;)
ここで一つ注意して欲しい点があります。
それは、私たちの普段の食生活の中に
男性活力に役立つ野菜などを取り入れるのは
大変良いことなのですが…
いわゆる完全なベジタリアンの食生活では、
反対に活力が低下してしまう、
ということです…。(・Д・;)
ベジタリアンの方の菜食を中心とした食事メニューは、
低カロリーである上に良質な植物性タンパク質を
しっかりと摂取できるなど、
プラスの面が多く存在するのは事実です。
しかしながら、
「肉や魚などを全く食べない」となると、
活力面においてはちょっと問題があるのです。
肉を食べないベジタリアンの方は、
普段の食生活では、おそらく野菜、豆類、穀類などを
主に食べているかと思いますが、
これらの食べ物には「フィチン酸」という
活力面にマイナスの影響を及ぼす物質が
とても多く含まれているのです。
このあまり聞きなれない成分
「フィチン酸」・・・
上にあげた食品以外にも、
缶詰食品などの風味増強や、
保存料、酸化防止剤として広く使われているのですが、
実は、この「フィチン酸」には、
体内のミネラルやタンパク質などを挟み込んで、
体外に排出してしまう作用があるのです。
そのため、この作用は・・・
「体内に入った悪い化学物質の排出に役立つ」という
プラスの面を持つ一方で、
活力維持に欠かせない「亜鉛」などのミネラルも
体外へ排出しやすくしてしまうのです。
……ガーン!!……Σ(`□´;)……
この事実は、(地球上の一部貧困地域において)
穀物と豆類中心の生活を続けていた若者たちの間で、
亜鉛欠乏による『男性活力に関わる機能の低下』が
見られたことから広く研究されるようになりました。
その結果(豆類や穀物にも亜鉛は含まれているものの)
いわゆる菜食によって得られる亜鉛だけを摂取しても、
「フィチン酸」の働きによって
それが体外に排出されやすくなること、
また、既に体内に蓄えられた亜鉛の再吸収にも
悪い影響を与えてしまうということが分かったのです。
もちろん、これらは摂取するミネラルの量に対して
フィチン酸が過剰になるなど、
菜食“のみ”を続けた場合の事例なので、
通常の食生活をしていれば
あまり心配することではありません。
「ダイエットのために野菜しか食べていない…」
という方は気をつけた方が良いでしょうが、
くれぐれも「菜食が悪い」わけではないので
ご注意ください。
ちなみに、フィチン酸は、体臭や口臭を除去したり、
アルコールを摂取した際の分解促進など、
プラスの面も持っています。
ですので、
「じゃあ豆と玄米はやめよう」ということではなく、
例えば野菜中心の食生活をしているのであれば、
牡蠣やレバーなどの活力に役立つ動物性食品も
適度に食べる、といったように
バランスの取れた食生活をすることが
やはり大切なのだと思います。
何事も極端にやるのではなく、
バランスが重要なんですね。(^-^)b
■【参考資料】
「ジンギスカンで活力増進!」
■【参考資料】
「できれば避けたい活力ダウンコンボ!」
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★★今日のポイント★★
野菜や穀類、豆類だけの食生活は、フィチン酸の影響で
活力維持に不可欠な亜鉛が不足しがち。
動物性の食物と合わせ、バランスの良い食生活を
することを心掛けよう。
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